日々

夜を知らない月の下 雑踏から離れた道で

並び歩くふたりの影は まっすぐに伸びている


日々の憂いや自分を 隠すためのいつもの手と

大きな手に包まれるこの手は 少し違うような気がする


とどまることのない日々を

絡まり合う感情の中を

ふたりで ふたりで

生きてゆこう



暗闇の中を歩く時 今のふたりを思い出して

先を明るく照らそうと 指先に思いを込めた



揃って揺れる腕が愛おしい

赤信号でさえも 目に焼き付けていよう



確かな感覚のある日々を

飾られてしまう感情の中を

ふたりで ふたりで

生きてゆこう


とどまることのない日々を

絡まり合う感情の中を

ふたりで ふたりで

生きてゆこう

サメとうふ

鍵盤弾き語りシンガーソングライター

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