林檎

東京の色や特別な出来事に

踊らされるようじゃいけない

流れる中にも溶けない染まらないものを

真っ赤に燃えるものを



浮かんだ雲のような 君が窓際で

林檎の飴を 溶かしている


君は僕を見て

「そのままがいいよ」と言って

日向のような温度で小さく笑った


忘れてはいけない事

思いだした気がした

さっきまでの僕は

僕を忘れていた気がした


東京の色や特別な出来事に

踊らされるようじゃいけない

流れる中にも溶けない染まらないものを

真っ赤に燃えるものを



白い折り鶴のような 君が外の雨に

何かを溶かすように泣いている


君は遠くを見て

「世界はぼやけた方が綺麗」

青い青い声で呟いた


綺麗な涙を流す君は

弱くて強いのだと僕は思う



君の目を見て今度は僕が

「そのままでいいよ」と言いたい

君の目を見て僕も君も

「そのままでいよう」と言いたい



東京の色や特別な出来事に

踊らされるようじゃいけない

流れる中にも溶けない染まらないものを

真っ赤に燃えるものを

サメとうふ

20歳 鍵盤弾き語りシンガーソングライター

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